2011年7月29日金曜日

フランスのベビーシッター制度はスバラシイ!!

フランスではベビーシッター制度が充実しており、0歳児でも気軽にあずけることが出来ます。このベビーシッターは、フランスではNounou(ヌヌと発音)と呼ばれており、日本でいうベビーシッターとは若干違います。

特徴としては、まず、ベビーシッターさんのお宅で子供の面倒を見ることがあげられます。これは、すなわち、各ベビーシッターのこれまでの経験・知識がぎゅーっと凝縮したシステムが各お宅で整備されているということであり、ママたちはミルクとおむつさえ持っていけば、なーんにもする必要がありません。これは本当に便利!

また、1人のベビーシッターで複数の子供の面倒を見ているので、いわば「プチ保育園」のような感じになります。うちの子は生後3週間過ぎてから、ベビーシッターさんにお世話になり始めましたが、他に4人の子供がいたため、いつもかまってもらっていたみたいです。小さい頃からいろいろな人とコミュニケーションができるなんて、知能・社交性をのばすためにいいような気がしてならない。。。ちなみにうちの子は、眠い時とお腹が減った時以外は泣かず、大体ニコニコしてます。

そして何しろ安い! パリのような都会だと別かもしれませんが、フォンテーヌブローだと1時間あたり3〜4ユーロ。そして、Caisse Allocation Familialle (通称CAF)と呼ばれる社会保障関連のことを扱うところで申請をすると、前年度の収入に応じてベビーシッター代の何割かが還付される仕組みもあります。私は利用しませんでしたが、私のフランス人の友達はこの制度を利用し、1時間2ユーロくらいにまでなったとか。



そして、こうしたベビーシッターさんが数多くいるため、見つからないということがないのです。このため、「子供をあずけられないから復職できない」というママは皆無と思います。私も、こうした制度があったからこそ、産後1ヶ月で学業に復帰できたのです。

ちなみにうちの子はこのベビーシッターさんが本当に大好きで、毎日預けにいくと、ベビーシッターさんの顔を見るなりニッコリ、でした。

MBA修了!

10ヶ月ってあっという間。。。

2011年7月7日に、INSEADのMBAを修了いたしました!

2月に子供を産み、3月に授業に復帰し、夫やベビーシッターさん、そしてINSEADのたくさんの友達に支えられながら無事に終了することができました。本当にみんなに感謝です!!!


うちの子がお腹の中にいるときから始めたINSEADのMBA。終わるときも一緒にいたい!という思いで、修了式の時はうちの子も連れて行っちゃいました。

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と、ほとんどこのブログを更新していなかったということに気がつきまして。勉強したことの備忘録としての役割も兼ねたいと思っていたので、これから復職までの間、これまでの授業等について、書いていきたいと思ってます!

New York TimesにINSEADの記事が載りました!

INSEADってアメリカの学校とこんなところで違うんだ、というのがうまく書かれています。

受験を検討の皆さん、ぜひぜひご覧下さい!

http://www.nytimes.com/2011/07/24/education/edlife/edl-24europe-t.html?pagewanted=all

大まかに言うと、

  • ケース(授業で扱う企業の事例)の国際性
  • 生徒の多様さ
  • 「数字」よりも「関係」を大切にする
  • 1年で終わる(=スケジュールが相当きつい)

といった感じでしょうか。。。

INSEADは戦略コンサルタント養成学校?

最近、「INSEADって戦略コンサルタント養成のための学校なのでは?」と感じることが多くなってきました。私自身の授業の取り方にも偏りがあるかもしれませんが、アカウンティング、ファイナンス、戦略、マーケティングといろいろな種類の授業を取る中、節々でコンサルタント的な思考、アプローチが求められることが多いような気がするのです。

まず、アカウンティングでもマーケティングでも、多くのクラスに共通して言えるのは、「考え方」を学ぶ場であるということ。自社、競合、市場の状況による打ち手のパターンというか、定石のようなものを学びます。もちろん、これは教授の思いつきではなく、実際の世界中の企業のデータに基づいたもの。また、分析をする際には、フレームを使って物事を見る癖をつけることが求められます。もちろん個別企業の事例自体を学ぶことも大切とされていますが、その中での「事象」を「汎化」させ、これから起こることを「予測」し、具体的な打ち手を考える、というアプローチが多いように感じます。」

また、プレゼンの仕方もコンサルティングの現場で行われるようなプレゼンをするよう、教授より指示されることが多いです。授業によって細かいところは異なりますが、大まかに言って、「課題の明確化(Issue)」→「現状把握(Explain)」→「分析(Describe)」→「今後取るべきアプローチ(Proposition)」といった流れで進めることが求められる。

先生が話す内容の節々にも、コンサルの面接を意識した発言が本当に多いです。例えば、「こんなことコンサルの面接で言ったら面接官も目からウロコだよ(P2のManagerial Accountingの先生)」「君、そんな回答をしたらコンサルの面接で速攻落とされちゃうよ(P4のIndustry and Industry Analysis CompetitiveのKarel Cool教授)」といった感じ。これは、P2からP4までの間(P4にコンサルファーム採用募集があるため)、に顕著に見られます。

MBA修了後にコンサルを目指している方、INSEADは相当おすすめかも!?