2011年7月29日金曜日

INSEADは戦略コンサルタント養成学校?

最近、「INSEADって戦略コンサルタント養成のための学校なのでは?」と感じることが多くなってきました。私自身の授業の取り方にも偏りがあるかもしれませんが、アカウンティング、ファイナンス、戦略、マーケティングといろいろな種類の授業を取る中、節々でコンサルタント的な思考、アプローチが求められることが多いような気がするのです。

まず、アカウンティングでもマーケティングでも、多くのクラスに共通して言えるのは、「考え方」を学ぶ場であるということ。自社、競合、市場の状況による打ち手のパターンというか、定石のようなものを学びます。もちろん、これは教授の思いつきではなく、実際の世界中の企業のデータに基づいたもの。また、分析をする際には、フレームを使って物事を見る癖をつけることが求められます。もちろん個別企業の事例自体を学ぶことも大切とされていますが、その中での「事象」を「汎化」させ、これから起こることを「予測」し、具体的な打ち手を考える、というアプローチが多いように感じます。」

また、プレゼンの仕方もコンサルティングの現場で行われるようなプレゼンをするよう、教授より指示されることが多いです。授業によって細かいところは異なりますが、大まかに言って、「課題の明確化(Issue)」→「現状把握(Explain)」→「分析(Describe)」→「今後取るべきアプローチ(Proposition)」といった流れで進めることが求められる。

先生が話す内容の節々にも、コンサルの面接を意識した発言が本当に多いです。例えば、「こんなことコンサルの面接で言ったら面接官も目からウロコだよ(P2のManagerial Accountingの先生)」「君、そんな回答をしたらコンサルの面接で速攻落とされちゃうよ(P4のIndustry and Industry Analysis CompetitiveのKarel Cool教授)」といった感じ。これは、P2からP4までの間(P4にコンサルファーム採用募集があるため)、に顕著に見られます。

MBA修了後にコンサルを目指している方、INSEADは相当おすすめかも!?

0 件のコメント:

コメントを投稿